「恋愛トラウマ」をケアする方法:悲しい記憶・つらい出来事を「心の傷」にせず「心の糧」にするには【臨床心理士監修】

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こんにちは!
臨床心理士みなこです。

今日は、恋愛によってできた心の傷をどうケアするかを考えていきたいと思います。

「恋愛トラウマ」とは

このサイト「結婚の寺子屋」では、恋愛でできた心の傷のことを「恋愛トラウマ」と呼んでいます。

心理学用語ではありません。

他のトラウマと区別するための造語です。

恋愛によってできた心の傷は治せるのか

恋愛によってできた心の傷を長年引きずって、新しい恋愛ができなかったり恋愛ができたとしても同じような傷を負って再び落ち込んでしまったりする人はたくさんいらっしゃいます。

そのような経験をしている方はみなさんこうおっしゃいます。

「恋愛でできた心の傷は治るのでしょうか?」

…結論から言うと、治ります。

ただし、治すためには傷を負ったご本人の主体性と自己洞察が必要です。

また、「心の傷が治る」ということをどうイメージしているかによっても結果は異なってきます。

恋愛トラウマをケアする方法

では、恋愛トラウマをケアするにはどうしたら良いのでしょうか。

方法その1:カウンセリングやサイコセラピー

主体性と自己洞察が必要ですので、カウンセリングやサイコセラピーは非常に効果的だと思います。

ここ「結婚の寺子屋」でも恋愛トラウマケア専門のセラピーをおこなっています。

方法その2:トラウマを見つめ直す

カウンセリングやサイコセラピーの中でもおこなう方法のひとつに「見つめ直し」があります。

トラウマの体験を振り返り、自分なりに見つめ、捉え直すのです。

このとき、傷ついた瞬間の単一の視点だけではケアには一歩足りません。

「そのとき、心の中ではどう思っていたか?」
「恋人はどんな気持ちでいたのだろう?」
「しばらくたってから、思いや考えはどう変わったっけ?」
「あのときの前後の文脈を思い出して考え直してみよう」

…などなど。
多角的な視点が必要になります。

別々の視点で見つめ直すごとに、トラウマの捉え方が変容してきます。

「傷ついているだけの私」から「どんなふうにでも捉え直すことができる私」へと成長することによってケアが進んでいきます。

方法その2:「何がどう傷ついたのか」明確にする

トラウマは心の傷を意味します。

「カレから〇〇って言われてマジ傷ついた〜」
「彼女の〇〇って言葉は心にグサッと刺さった」

彼氏・彼女の言動によって心が傷つく体験は多くの人がしています。

では、心のどんなところがどんなふうに傷ついたのか、考えたことがあるでしょうか。

「どこがどう傷ついたのか」を明確にする作業はトラウマケアにおいてとても大事です。

なぜなら、自分のアキレス腱がわかるからです。

アキレス腱は、ギリシャ神話の強者・アキレスの弱点です。

百戦百勝の勇者・アキレスですが、体の中で唯一、アキレス腱だけが弱点でした。そこを攻撃されたとき初めて負けてしまいました。

私たちも、引きずってしまっている恋愛における心の傷について、アキレス腱の逸話をもとに考えてみましょう。

弱点を突かれたからこそ長年の心の傷になっている可能性があります。

細い小枝だったとしても、つついた場所が弱点なら大怪我に至ります。

さらに難しいことに、「心の弱点」は人によって違います。

傷ついた体験を友達に話したとき、イマイチ共感を得られなかったことがあると思います。

それは、誰もが同じ弱点を持っているわけではないことを示しています。

同じ言葉を言われても、傷つく人とそうでもない人がいる…といったことはちょくちょくあります。

自分の弱点をどんなふうにされたから長年の心の傷になっているかを明確にしていくのは、自分の弱点を知ることにもつながりますから、これからの恋愛にも役立ちます。

方法その3:文脈ごと振り返る

同じ言葉を言われたとしても、タイミングが違えば傷つき方に差が出ます。

また、彼氏に言われたら傷つくことでも、同性の友達に言われれば別にどうってことない…ということもあると思います。

長年癒されないほどの心の傷は、タイミングや文脈、関係性がおおいに影響しているのです。

恋人とどんな関係だったか?
どんな時期にその出来事が起きたのか?
その出来事の前後には何があったか?

背景・文脈・関係性などなど、心の傷に関連する事柄を詳しく読み解いていくと、意外な事実が判明することもあります。

その意外な事実こそ、「気づき」であり「癒し」につながるものになることも多いです。


このような方法を、日記に書いたりして自己分析して恋愛トラウマをケアしていくことも可能ではありますが、自分ひとりですとどうしても都合よく解釈してしまったり考えたくないことを回避してしまったりして、堂々巡りになることも少なくありません。

また、自分の心を見つめるのは苦労もありますし短時間でラクにこなせる作業では決してありません。

しかし、心の傷を心の糧にするために、まずは自分の心を見つめる時間を作っていくことをお勧めします。

あなたの新たな一歩のためのお手伝いができる専門家が準備していますので、恋愛トラウマが気になる際はぜひカウンセリングをご検討ください。

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image photo:SilviaによるPixabayからの画像